○表面硬度はHRC70以上。 ○処理深さ0.05mmから0.08mmをもって高硬度。 ○高硬度でありながらじん性が高い為、 耐摩耗性にすぐれ、高速回転の使用に適する。 ○じん性が高い特徴から超硬チップ工具に処理を 行っても性能がアップし耐摩耗性にすぐれる。 ○難削材の切削に威力を発揮する。 特にステンレスの切削に良結果が得られている。 ○処理による寸法変化はほとんど無い。
この処理法は、完成品を500〜550℃の温度域で、 C(炭素)はゼロ、N(窒素)とごく少量のH(水素)と α(これは秘密)を含む媒体中で加熱保持をして、 表面にN化合物を形成させ、硬化させるものです。 これは従来のガス窒化と異なり処理時間が 短く(2〜3時間)、また表層にもろい化合物層(白層)が できないため、チッピングが起こりにくく、 拡散が深くまで行われるものであります。